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郵政博物館 企画展「年賀状展―令和さいしょの新年のごあいさつ―」 小型印【令和2年1月1日】

 

記念印名称

郵政博物館 企画展「年賀状展―令和さいしょの新年のごあいさつ―」 小型印

 

概要

令和2年(2020年)1月1日。

「令和」が2019年5月1日に始まったため、新元号になって最初のお正月でした。

郵政博物館では企画展として「年賀状展」が令和2年1月1日から2月11日まで開かれており、それに由来する記念印が、今回紹介する印になります。

 

解説

今回紹介するのは小型印になります。

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郵政博物館 企画展「年賀状展―令和さいしょの新年のごあいさつ―」 小型印

 

郵政博物館の年賀状展では、年賀はがきや年賀切手のほか、今年の干支である「子」にちなんだ郷土玩具や年賀状等を展示しています。

今回紹介した小型印も今後押印できる機会がありますので、興味のある方は押印を希望するのも良いかもしれません。

 

さて、改めてではありますが、今年令和2年(2020年)は「子」年であり、干支の始まりでもあります。

このブログのスタートも令和2年1月1日ですので、個人的にも様々な意味で「始まり」という感じがする年です。

そんな令和2年の今日、1月15日は「小正月」と言われています。

「小」があれば「大」もあるということで、1月1日を中心とする正月のことを「大正月」と呼びます。

これは、旧暦では1月15日が「1年の始まり」だったのですが、新暦では1月1日が「1年の始まり」であったことと関係しているそうです。

この「大正月」と「小正月」ですが、前者が正月の神様を迎える行事なのに対し、後者は農耕豊作を前もって神様にお祈りする行事であるという性格の違いがあるといいます。

 

「大正月」と「小正月」には他にも対比される呼び方があります。

たとえば、大正月を「男正月」と呼ぶのに対し、小正月は「女正月」ともいうそうです。

ほかにも、大正月は門松を飾るため、「松正月」と呼ぶのに対し、小正月は餅花等を飾ることから、「花正月」という呼び方をすることもあるといいます。

 

ちなみに今日は「どんと焼き」を行う日でもあり、14日の夜から15日の朝に行われるといいます。ただ、地域や年によっては人手の関係もあり、この日に限らずに直近の日曜日ないしは祝日に行われる場合もあるようです。

名称も様々で「さいと焼き」や「三九郎焼き」等とも呼ばれます。

地域の行事として参加される方もいらっしゃったのではないでしょうか。

 

こうしてみていくと、私自身これまであまり意識していなかった「小正月」にも様々な歴史や意味があったのだと感じます。

折に触れて一歩立ち止まり、その日がどういった日なのか見つめ直すのも良いのかもしれません。

 

参考文献・URL

  • 郵政博物館HP「年賀状展 ―令和さいしょの新年のごあいさつ―」(最終閲覧日:令和2年1月5日)
  • 加瀬清志(著)日本記念日協会(編)(2016)『すぐに役立つ 366日記念日事典[第3版]』創元社 p.11
  • 竹中敬明(2010)『伝えていきたい日本の伝統文化 四季の年中行事と習わし』近代消防社 pp.82-85

 

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