記念印収集帖~その日はその日だけの特別な日~
ご挨拶
はじめまして、ブログ主のイタチです。
「毎日が記念日~風景印収集帖~」ではトミーと名乗っていますが、このブログではイタチと名乗らせていただきます。
まずは当ブログをご覧くださり、ありがとうございます!
このブログでは、私の趣味である「記念印」を紹介していきます。
「記念印」って何だろう?という方も多いかと思いますので、当ブログのコンセプトも含め、これからお話していきます。
記念印とは?
郵便ポストへ郵便物を投函すると、いわゆる「消印」が切手部分に押されます。よく見る黒色で丸い形をしたあの消印です。
これに対し、特別に押印される消印のことを、「記念印」といいます。
具体的には、「風景印」や「小型印」、「特印」や「絵入りハト印」等のことを指します。今回はこれから主に扱っていくこれらについて、簡単に紹介していきます。
風景印
風景印とは、正式名称を「風景入通信日付印」といいます。
「毎日が記念日~風景印収集帖~」ではこの風景印をメインに扱っていますが、その中での説明をそのまま引用します。
直径36ミリの円形、とび色の印色を基本とした消印です。基本的には円形のものが多いです
「毎日が記念日~風景印収集帖~」より引用
風景印にはその地域特有の景色やキャラクター等が描かれており、『風景印大百科1931-2017 東日本編』によれば、平成29年1月現在でおよそ1万1200もの郵便局に設置されているそうです。
小型印
とは、正式名称を「小型記念通信日付印」といいます。説明は以下の通りです。
何かイベントがあったときや記念日があったときに、ある一定の期間だけ押印可能な消印であり、大きさが風景印や特印等と違って小さいため、そう呼ばれています。
「毎日が記念日~風景印収集帖~」より引用
イベントや記念日にちなんだ絵柄で、集めてみるととても楽しいです。設置期間が1日や2日程度の短めのものが多いですが、6か月以上扱っている場合もあります。
特印と絵入りハト印
「特印」とは、正式名称を「特殊通信日付印」といいます。説明は以下の通りです。
基本的にはその切手の発行日を含めて7日間しか押印できない特別な消印です。大きさは風景印と同じ36ミリで、限られた郵便局でしか押印していません。
「毎日が記念日~風景印収集帖~」より引用
「絵入りハト印」とは、特印と同じように切手の発行日等に押印できる消印の一種です。特印と異なるのは、特印が基本的には7日間押印可能なのに対して、「絵入りハト印」は発行日当日にしか押印できないことです。印のどこかにハトの紋様が描かれていることから、「ハト印」と呼ばれます。
この絵入りハト印と特印の違いは大きく2つあり、「ハトの紋の有無」と「押印期間」です。
いずれも日本郵便のHPで切手発行のお知らせがあったとき、その切手の紹介ページに小さく「郵趣のための押印サービス等はこちら」と書かれています。 そこを見ていくと、特印や絵入りハト印が紹介されていることがあります。
当ブログのコンセプト
当ブログは、大きく2つの点に重きを置きたいと考えています。
一点目は、「毎日が記念日~風景印収集帖~」ではあまり触れていない風景印以外の記念印について取り上げていくことです。どういうことかというと、このブログでは「毎日が記念日~風景印収集帖~」の補佐的な役割を担うこととし、あちらのブログではあくまで366日すべてを紹介していくことに集中するようにしていきたいと考えています。
いわゆる補助ブログ、姉妹ブログとして、更新していきたいです。
二点目は、そのときだけの「特別な」印について紹介していくことです。「毎日が記念日~風景印収集帖~」は、毎年訪れるその日に対する「記念日」に着目しており、なおかつ郵便局も現在開設中の郵便局に限って押印を依頼しています。そのため、基本的には郵便局の移転等がない限りは毎年誰でも再現できることを心がけています。
これに対し、こちらのブログでは、特印等の「ある一定期間限り」でしかいただけない記念印を取り上げていきたいと考えています。
以上2点のことから、このブログでは細く長く続けていくことを目的としています。更新も不定期です。
どこまで続けることができるかわかりませんが、よろしければどうぞ、これからよろしくお願いします!
参考文献・URL
引用URL
- 毎日が記念日~風景印収集帖~(最終閲覧日:令和2年1月1日)
https://anniversary-postmark.hatenablog.com/entry/2019/11/30/204044
雪の特異日 【小型印】
記念印名称
雪の特異日 【小型印】
概要
今日2月17日は、年間で最も東京での雪が降る確率の高い、「雪の特異日」とされています。
解説
今回紹介するのは小型印2種類になります。
両方とも今年の「さっぽろ雪まつり」に関係している小型印です。
会場では大量の雪を使って様々な像が作られています。
テレビでその作品を目にした方も多いのではないでしょうか。
もう一つの図案は、音声合成システムによる歌声は今までにないものであり、かつて世間に大きなインパクトを与えた「初音ミク」。現在では多くのイベントが各地で開かれ、馴染みのあるキャラクターとして認知されています。
さっぽろ雪まつりでも応援キャラクターSnow Mikuとして北海道を応援しています。
参考文献・URL
- 郵政博物館HP「年賀状展 ―令和さいしょの新年のごあいさつ―」(最終閲覧日:令和2年1月5日)
- 加瀬清志(著)日本記念日協会(編)(2016)『すぐに役立つ 366日記念日事典[第3版]』創元社 p.11
- 竹中敬明(2010)『伝えていきたい日本の伝統文化 四季の年中行事と習わし』近代消防社 pp.82-85
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郵政博物館 企画展「年賀状展―令和さいしょの新年のごあいさつ―」 小型印【令和2年1月1日】
記念印名称
郵政博物館 企画展「年賀状展―令和さいしょの新年のごあいさつ―」 小型印
概要
令和2年(2020年)1月1日。
「令和」が2019年5月1日に始まったため、新元号になって最初のお正月でした。
郵政博物館では企画展として「年賀状展」が令和2年1月1日から2月11日まで開かれており、それに由来する記念印が、今回紹介する印になります。
解説
今回紹介するのは小型印になります。
郵政博物館の年賀状展では、年賀はがきや年賀切手のほか、今年の干支である「子」にちなんだ郷土玩具や年賀状等を展示しています。
今回紹介した小型印も今後押印できる機会がありますので、興味のある方は押印を希望するのも良いかもしれません。
さて、改めてではありますが、今年令和2年(2020年)は「子」年であり、干支の始まりでもあります。
このブログのスタートも令和2年1月1日ですので、個人的にも様々な意味で「始まり」という感じがする年です。
そんな令和2年の今日、1月15日は「小正月」と言われています。
「小」があれば「大」もあるということで、1月1日を中心とする正月のことを「大正月」と呼びます。
これは、旧暦では1月15日が「1年の始まり」だったのですが、新暦では1月1日が「1年の始まり」であったことと関係しているそうです。
この「大正月」と「小正月」ですが、前者が正月の神様を迎える行事なのに対し、後者は農耕豊作を前もって神様にお祈りする行事であるという性格の違いがあるといいます。
「大正月」と「小正月」には他にも対比される呼び方があります。
たとえば、大正月を「男正月」と呼ぶのに対し、小正月は「女正月」ともいうそうです。
ほかにも、大正月は門松を飾るため、「松正月」と呼ぶのに対し、小正月は餅花等を飾ることから、「花正月」という呼び方をすることもあるといいます。
ちなみに今日は「どんと焼き」を行う日でもあり、14日の夜から15日の朝に行われるといいます。ただ、地域や年によっては人手の関係もあり、この日に限らずに直近の日曜日ないしは祝日に行われる場合もあるようです。
名称も様々で「さいと焼き」や「三九郎焼き」等とも呼ばれます。
地域の行事として参加される方もいらっしゃったのではないでしょうか。
こうしてみていくと、私自身これまであまり意識していなかった「小正月」にも様々な歴史や意味があったのだと感じます。
折に触れて一歩立ち止まり、その日がどういった日なのか見つめ直すのも良いのかもしれません。
参考文献・URL
- 郵政博物館HP「年賀状展 ―令和さいしょの新年のごあいさつ―」(最終閲覧日:令和2年1月5日)
- 加瀬清志(著)日本記念日協会(編)(2016)『すぐに役立つ 366日記念日事典[第3版]』創元社 p.11
- 竹中敬明(2010)『伝えていきたい日本の伝統文化 四季の年中行事と習わし』近代消防社 pp.82-85
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天皇陛下御即位祝賀パレード 小型印【令和元年11月10日】
記念印名称
天皇陛下御即位祝賀パレード 小型印
概要
令和元年11月10日に行われた、天皇陛下御即位祝賀パレード。
このパレードを記念した記念印が、今回紹介する印になります。
解説
今回紹介するのは小型印になります。
「毎日が記念日~風景印収集帖~」のブログを始める大元…風景印を記念日に合わせて収集しようと思い至った第二のきっかけとなった小型印であり、前回の記事と同じく、とても思い出深い記念印です。
こちらも上部に鳳凰が描かれています。
パレード当日は晴天にも恵まれ、多くの人が駆け付けました。
このパレードは、正式には「祝賀御列の儀」といいます。
歴史が大きく動いたこの時間に立ち会えたことに、私はとても感動しました。
参考URL
天皇陛下御即位祝賀パレード展HP「記念押印・切手」(最終閲覧日:令和2年1月1日)
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特殊切手 天皇陛下御即位記念特印【令和元年10月18日】
記念印名称
特殊切手 天皇陛下御即位記念 特印
概要
令和元年10月18日、天皇陛下御即位を記念した特殊切手、「天皇陛下御即位記念」が発行されました。
のり式の切手のため、シート単位ではなく1枚ずつでの購入が可能であり、1枚84円になります。
なお、こちらの切手には別途切手帳の発売も行われました。
解説
今回紹介するのは特印になります。
「毎日が記念日~風景印収集帖~」のブログを始める大元…風景印を記念日に合わせて収集しようと思い至った最初のきっかけとなった記念印で、とても思い出深いです。
特印(手押し)
まず、手押しでの特印から見ていきましょう。
こちらの特印には、鳳凰が描かれています。
鳳凰は最高の瑞祥を示す瑞鳥といわれているそうです。とても美しい鳥であり、数々の作品にも登場しています。
特印(押印機)
次は、押印機による特印です。
非常に細かく描かれていますね…!
この模様は「宝相華文様(ほうそうげもんよう)」と呼ばれています。
明治宮殿正殿の天井に描かれていた模様なのだそうです。
参考URL
日本郵便HP「特殊切手 天皇陛下御即位記念」(最終閲覧日:令和2年1月1日)